平成28年度事業計画・テーマ(案)

テーマ 『 集いの力 』 - 支援から、更に支縁へ -

 

【テーマ趣旨】

 昨年のテーマ「支援から支縁へ ~私たちの持つ子育て支援の総合力をもっと活用しよう!」にある通り、長年地域に根差し子ども達・保護者の為に培ってきた保育の歴史が物語っているように、間違いなく本協議会の加盟センターには子育て支援に対する高い総合力を備えている集団であり拠点であることは間違いないと考える。

だからこそ、その力を持て余すことなく存分に活用することを考えてきた。人を深く理解するためにカウンセリング研修を、または子どもの発達を改めて捉え直す目的でスキルアップ研修を、そしてかつては地域支援を目的として地域子育て支援コーディネーター養成講座を県とタイアップして開催する等数々の事業を展開してきた。すべては今まで培ってきた子育てに関する総合力を存分に活用する為に、実務担当者の更なるレベルアップを目指した研修会が中心だったと言える。

この路線は引き続き継承し、更にその土台を強固にするために掲げたテーマが「集いの力」だと言える。実務担当者が関わる研修会等を見直し、意見交換や情報交換の場を増やしていく。集うことにより、例えば長年取り組んできた担当者が新しく配属された担当者に情報や経験を伝える機会も出てくるかもしれない。情報交換を求めて集うことにより、知らなかった他のセンターの様子が見えてくるかもしれない。何気なく集っただけだったが、優れた子育て支援担当者と出会えるかもしれない。

更に実務担当者を支え、その方向性を決定付ける立場にあるセンター長の研修会が欠かせない。代表者(センター長等)研修会を開催し、例えば「地域子育て支援とは何か」などを問うていく。社会が問うてくるものには応えなければならないし、地域支援が義務である認定こども園に今後保育所は大きく後れを取ることになるかもしれない。熊本県全体の子育て支援のレベルアップに寄与するのが本協議会の目的である以上、このことは避けては通れない課題となってくるだろう。

今まで各地域の拠点で子育て「支援」を頑張ってきた実務担当者を、センター長を、本協議会が『集い』の場としての役回りを担うことにより、意見交換や情報を伝え合う『力』と変えていく。そしてまた各地へと散らばり、それぞれの地域で子育て支援を実践していくことを目的・テーマとしたい。

  1 カウンセリング研修
  2 スキルアップ研修
  3 子育てコーディネーター養成講座

以上の三つのコースを終了した受講者には、当協議会より
『熊本県子育てコーディネーター』の認定証を発行します。